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    本組合は、中小企業協同組合法(昭和24年法律第181号)に基づいて昭和40年1月に自動車の安全走行と公害防止法を目指す事を目的に、主に中丹地区の自動車整備業者(当時43社)により設立したもので設立後40年経過し組合員101社、出資金2億円となっている。
 1869年にフランスで内燃エンジンによる自動車が実用化され、その後多くの先覚者の知能・技術の改革を経て今日の高性能を誇る自動車が完成したものであるが、1902年(明治35年)頃に日本に自動車が上陸、1903年には京都市に乗合自動車の第1号が登場したといわれている。
大正時代に至って国内にも自動車が普及して従来の危険も生じ自動車の運転免許制度ができ、ついで自動車の車体・機器の検査の必要が迫られ当初は内務省自動車取締令によって検査が実施されており、郡部、丹後・舞鶴・綾部・福知山地区の自動車はこの検査場まで狭いでこぼこ道の京街道を片道4から5時間を費やして運転してゆくことは命がけであり当時の車両ボディー等は大工さんの手作りででこぼこ道を走ると分解しそうであったという。
 このような、不便と経済的な軽減策として、昭和8年ごろより運転免許試験とともに車両検査についても日を決めて係官に出張していただいて、峰山・舞鶴・綾部・福知山の夫々の施設を利用し出張検査が行われていたが、昭和33年ごろより府下の出検場の統合が論議され福知山・綾部双方の検査場を統合、中丹地区の整備事業者で協議、法人組合を設立(福知山市字前田に昭和40年1月・用地約2400平方メートル)その後、前田地区が住宅地として区画整備される関係で当地に移転(昭和57年3月・用地10,180平方メートル)さらに将来に向けて、高度化する自動車の保安整備に伴う技術の研鑽を重ね、組合員事業者の発展を図り、自動車整備を通じ一層の車社会に貢献すべく、組合を拠り所として一致協力し、夫々の事業に励んでいるものである。
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